公開講演会「食科学と観光:Gastronomic Science and Tourism」

INFORMATION

  • 2017年12月5日(火)17:00~19:30
  • 池袋キャンパス 7号館1階 7101教室

食と観光の密接な関係は広く知られてきたところである。一方で、土地に根差す食材や食文化を見直し、食の多様性を堅持しようとする「スローフード」と呼ばれる運動がイタリアで発祥し、そうした考えが徐々に世界に伝播している。食材の産地と消費者、さらには料理人や研究者を結び付け、食の知恵と技術の交流を促す役割が観光に新たに期待されるようになってきている。
本講演会では、食科学(Gastronomic Science)と呼ばれる近年注目されるこの分野の内容を具体的に整理しながら、観光が食の新しい運動から何を学ぶべきなのか、一方で食の分野では観光と今後どのような関係を構築するのか、食というフィールドにおける産学連携の新たな枠組みを構想しながら、食科学と観光の今後の関係性について議論する。

講師

Genuine Education Network 代表
齋藤 由佳子 氏

英国の美術大学を卒業後、2000年株式会社リクルート入社。2010年リクルート退社後に渡欧。2014年イタリア?食科学大学(The University of Gastronomic Sciences)大学院を修了。Genuine Education Network を設立。2015年ミラノ万博にて日本館認定食文化講義を主催した。

辻調理師専門学校企画部長?産学連携教育推進室長
尾藤 環 氏

1990年辻製菓専門学校製菓衛生師本科卒。辻調グループ材料部(食材仕入部署)に入職。1994年辻